クロスボーダーのマインドが
これからの物流業界を切り拓く。

LOGITEM (THAILAND) CO.,LTD.

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クロスボーダーのマインドが
これからの物流業界を切り拓く。

2つの文化をつなぐ架け橋

「私たちは常にチャレンジャーなんです」。ロジテムタイランドでディレクターとして活躍するパリンヤー氏の目は、力強く未来を見据えている。日系物流企業としてタイで30年近い歴史を持つ同社。同社が設立以来、常に持ち続け大切にしてきたチャレンジ精神は、パリンヤー氏がこれまで歩んできた「クロスボーダーへの挑戦」と大きくリンクしているようにも感じた。
タイで生まれ育ったパリンヤー氏は、18歳で日本へ留学。大学で日本語と経済学を学び、日本ロジテムに入社。子会社であるロジテムインターナショナルに出向しながら、東京港湾従業員として通関業務の経験を積んできた。
2012年、ASEAN経済共同体(AEC)に向けて急成長を遂げるロジテムタイランドから駐在ポストへの声がかかる。同社としては初めて外国籍を持つ駐在員としての登用だ。
日本で培った物流の知識、経験を絶対にタイで活かしたい。そう意気込んで訪タイしたパリンヤー氏の前に壁が立ち塞がる。タイ人と日本人の仕事やサービスについての考え方のギャップ。例えば、日本人が「100」の仕事の質を求めたとしたら、タイ人はいつも同じ「100」を求めているとは限らない。日本人のきめ細かく職人的な気質に対し、タイ人はいかに簡単に早く仕事を完了させるかに価値を置く。どちらも「いいこと」としながらも、しばしば対立する双方の意見に挟まれ、最初は戸惑った。「立場上、タイ人と日本人の間に立つことが多いのですが、お互いの考えを理解してもらうのは大変だと感じました。一方で、相互理解のサポートをすることが、日本とタイ両方のカルチャーを理解してきた私だからこそできる使命と考えるようになりました」(パリンヤー氏)。

限られた環境で最適なサービスを提案

同社が今最も注力するGMS(Greater Mekong Subregion)でのクロスボーダー・ロジスティクス(越境物流)において、パリンヤー氏の果たす役割は極めて大きい。陸続きで異文化が交錯するASEAN。その物流においてタイがハブであるなら、パリンヤー氏のようにハイブリットにカルチャーを合わせ持つ人材はまさに「要」を担っていると言えよう。国が違えば文化も違う。設備、道路、人と環境も全く違う。そんな中で、同社の顧客である日本企業が求めるサービスの品質にどう応えていくかが課題とパリンヤー氏は語る。
「お客様である日本企業の求めるサービスのレベルは常に高いが、まず社内のスタッフたちに、お客様から求められるサービスのレベルを理解してもらう必要がある。そして出来ることが限られた環境の中で何からできるかを把握し、お客様にも理解していただきながらアイディアを出し合い、お客様の求めるレベルまで持っていきたい」(パリンヤー氏)。
タイの物流業界、競争はますます激化しつつある。お客様企業にとっても選べる選択肢が増えていく中で、価格だけではない、お客様のニーズ、環境に合った高品質なサービスで勝負していきたいとパリンヤー氏は語る。同社とパリンヤー氏の挑戦は果てしなく続いていく。

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